バーゲンブックとは?
出版物は<定価販売>だけだと思っていませんか?
バーゲンブックとは定価より値引きされた書籍や雑誌のことを言います。書籍は一般的に再販売価格維持制度に基づいて流通されています。
再販売価格維持制度とは出版社(製造者)が書店(小売店)に対して定価で書籍や雑誌を販売するように働きかけることが出来る制度です。
つまり本は普通定価で販売されており、値引きはされません。しかし、出版社の意思により値引きの対象とされた書籍に限り、定価よりも安い価格で販売できます。そうして値引きされた本を「バーゲンブック」「自由価格本」「読者謝恩本」「非再販本」などと呼びます。
このような本は定価で流通し書店で一度並べられたが、最終的に出版社に返品され在庫として眠っていた本がほとんどです。それら休眠在庫がバーゲンブックという形で再び読者の目に触れられることが出来るのです。
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